Entries from 2016-01-01 to 1 year

<Final Day コルカタ >

1月31日 目が覚めると、部屋の中には自分を含めて2人しか残っていなかった。 腹の調子もすっかりよくなり、身体は快調だった。やはり一昨日からたくさん寝たのがよかったのかもしれない。 朝食を食べにサダル・ストリートに出た。 この旅最後となる朝食…

<Day 25 コルカタ >

1月30日 結局朝の10時頃まで眠り続けた。 眠りは浅かったが、15時間くらい寝たせいか起きると身体がすっきりしていた。バラナシの最後の日々が慌ただしかった上に移動が重なったことで、昨日は疲労が高まっていたのかもしれない。腹が少し下り気味だ…

<Day 24 列車 ~ コルカタ >

1月29日 7時頃に目が覚め、下段のシートに下りた。 車両にやって来たチャイ売りから5ルピーでチャイを買い、それを飲みながら窓の外の景色を眺めた。 今日も晴れていたが、空気が少し白く霞んでいる。考えてみればバラナシではこうしたスモッグがほとん…

<Day 23 バラナシ >

1月28日 朝方になるとようやく病室への人の出入りが途絶えた。 2時間ほどゆっくり眠って目覚めたトーコちゃんはかなり元気になり、身体の寒気もすっかり消えたようだった。 普通に病院内を歩き回ることもでき、昼過ぎになっても容態は相変わらずよかった…

<Day 22 バラナシ >

1月27日 朝9時頃に目が覚め、ベッドに横たわりながら昨夜の出来事を考えた。 オートバイに乗って夜のバラナシを疾走したり、ここ数日いろいろなことが起きているように思えた。自分が何か大きな流れに乗っていて、かつては非日常と呼んでいた出来事の連…

<Day 21 バラナシ >

1月26日 朝になるとトーコちゃんの容態は大分よくなっていた。 まだ起き上がることはできなかったが、真っ青だった顔に生気が戻り、話す言葉もはっきりしていた。とりあえず最悪の状態は脱したようだと安心した僕は、また少し病室で仮眠を取り、昼頃まで…

<Day 20 バラナシ >

1月25日 6時過ぎに起床した。 依然として重い感触は続いていたが、僕はロバートとの待ち合わせ場所に行ってみることにした。 ガートに出てアルカ・ホテルのほうに向かって歩いていくと、ボートの交渉をしているロバートの姿が目に入った。近づいて朝の挨…

<Day 19 バラナシ >

1月24日 朝起きて、部屋のテラスから朝陽が昇るのを眺めた。 ロード・ビシュヌ・ゲストハウスから河までは数十メートルの距離があるので、シータの屋上のようにすぐ目の前が河というわけではなかったが、自分の部屋からガンジス河と朝陽が見られるのはや…

<Day 18 バラナシ >

1月25日 6時15分にコジマ君が部屋のドアをノックした。 ボートに乗って朝陽を見ることになっていた僕らは、そのまま宿を出て河に下りていった。太陽はまだ昇っていなかったが、空はうっすらと明るくなり始めていた。 コジマ君の知り合いの女性とも落ち…

<Day 17 バラナシ >

1月22日 朝7時に起きて屋上に行くと、ガンジス河の向こうからすでに朝陽が昇っていた。 河の上には何隻かのボートが浮かび、陽の光に照らされながらゆっくりと水上にその軌跡を描いている。ホテルやガートがあるこちらの岸とは対照的に、対岸には建造物…

<Day 16 バラナシ >

1月21日 当初の予定であれば今日、日本に帰国していたはずだった。 8時半に起床して屋上に上がり、椅子に座って過去2日分の日記を書き、コジマ君の宿をキャンセルするための戦略を考えた。 妥協しない姿勢を見せることは大事だが、ケンカ腰でいっていた…

<Day 15 バラナシ >

1月20日 8時半に起き、階段を下りてガンジス河に出ると、人々が沐浴をしていた。 河の中に腰まで浸かり、上半身に水をかけ、祈るような動作を行う。プシュカルと同じように、いやそれ以上の聖地とされているバラナシでは、このように沐浴をする人々も町…

<Day 14 列車 ~ バラナシ>

1月19日 朝になり、下段のシートに下りて窓の外を眺めているとコジマ君がやって来た。 車内はかなり空いていて、ガランとしていた。僕たちはバラナシに到着するまでしばし話をした。 列車は1時間遅れでバラナシの駅に到着した。 外に出るとリクシャーの…

<Day 13 アーグラ >

1月18日(アーグラ) 6時に起きて支度をして、一階に下りた。 リクシャー運転手のおやじはロビーで待っていた。おはようと挨拶をしてさっそく外に出ると、あたりはまだ暗く、凍えるような寒さを感じた。オートリクシャーは普通の乗用車などと違い両サイ…

<Day 12 プシュカル >

1月17日(プシュカル~) 8時に起床し、テラスに出た。 ひんやりとした朝の空気を味わいながらタバコをふかしていると、宿の前の通りを一頭の牛がのんびりと歩いているのが見えた。 朝食を取るため、もはや行きつけとなりつつある湖畔の屋上レストランに…

<Day 11 プシュカル >

1月16日 (プシュカル) 7時過ぎに起きて部屋の外に出ると、隣の部屋からロバートも出てきたので、僕らは2人でホテルの外に出た。 まだ外は薄暗く、吐き出す息が白かった。 そのまま10分ほど歩いて湖に行き、ガートに出ると、そこにはすでに数人のイ…